【小学2年生算数】繰り下がりのある引き算の教え方

学習

繰り下がりのある引き算で、数を数えてしまう子への教え方とは⁉

意外と多いのが、差を手で数えてしまう子です。
【問】12-9であれば、10.11.12と数えて
【答え】3と言った具合ですね。

しかし、大きい数の計算ではしっかりとした理解が求められます。
数を数えてしまう場合、数字の仕組みをまだ理解できていない可能性が高いです。
1問を数字の仕組みを理解ながら解くことで、同様の問題は解くことができるようになります。
次のように、数字の仕組みと考え方を詳しく伝えてみましょう。

小学校では繰り下がりのある引き算をどう教えているの?

さくらんぼ計算という計算方法はご存知でしょうか。
親世代ですとあまり聞きなれないかもしれません。
現在、小学校では、このさくらんぼ計算を
取り入れていることが多くあります。

左のような図がさくらんぼ計算です。
数値を分解・合成した計算方法を
図解化したものですね。

繰り下がりのある足し算・引き算に
使用されています。

繰り下がりのある引き算の教え方

早速、繰り下がりのある引き算の例題を解いてみましょう。
繰り下がりのある引き算の計算方法は2通りあります。
お子さんによって、理解しやすい方法が異なるでしょう。
減加法から説明し、理解が難しいようであれば減減法を説明するのもおすすめです。

ぜひ、教える際のポイントを交えながら、お子さんに伝えてみてください。
掲載の図もお子さんに見せながら活用してくださいね!

繰り下がりのある引き算の減加法

【減加法とは】
数字を分解し、10から減数を引いて、分けていた一位の数を加えて解を出します。
一般に減加法のほうが計算しやすく、定着しやすいといわれてており、教科書では減加法で指導されています。ただし、引き算なのに足し算が入ることで理解が難しいお子さんもいます。

【例題】 12-9

‟位”を確認しよう

9は一の位。12の一の位は2。
『2-9』は引けません。

【POINT】
この場合、12を分解する必要があることに気が付けるかがポイントです。
2-9が引けない。ではどうする?と問いかけながら考えてもらいましょう。

10のかたまりを見つけよう

2-9は引けないので、12を「10」と「2」に分けます。
そして、10-9を求めます。

【POINT】
ここで「10」がいきなり出てきて「10と2」に分ける意味が分からず、
混乱するお子さんが多いです。
十の位と一の位の数字を分解して、10のかたまりを見つけること
スムーズに計算ができますよね。
なぜなら、10であれば一の位の何の数字でも引くことができるからです。
そのため繰り下がりがなくなり、引き算がしやすいのです。
このことを根気強く教えてあげてください。

分けておいた2を足そう

10-9の解「1」と分けておいた「2」を足す。
1+2=3ですね。

なので、12-9=10-9+2=3です。

【POINT】
分けていた2を足し忘れるお子様も多いです。
お子さんが自分で気が付けるか確認しながらサポートしてあげてください。

この例題の場合、このように声掛けしてみてください。

ママ
ママ

「12を10と2に分けるのは、10は一の位ならどの数字でも引けるからだよ。先に10から9を引けて考えやすくないかな?」

「10-9はなんだろう」

「答えは1だね。
最後に1と分けておいた2を足すと…?」

「そう、答えは3だね。」

繰り下がりのある引き算を減加法で教える際のポイント

ここでのポイントは2つです。

①数値を量的に把握できているか
★12=10+2は理解できているか?
★最後に+2する理由を理解できているか?

②位は正しく理解できているか
★大きい数が読めるか?
★一の位、十の位、百の位が正しくわかるか?
★分解した数字は合っているか?
 (✕12→1と2 〇12→10と2)

ポイントをチェックしながら、お子さんの理解度を把握し、
つまづくポイントを復習していきましょう。

繰り下がりのある引き算の減減法

【減減法とは】
ひかれる数の一の位に合わせてひく数を分解して計算する方法です。
引き算を繰り返して計算するので分かりやすいです。
しかし、減加法のように十の位と一の位を分けるものではないため、
視覚的に数字が分かりにくく、認知負荷が大きいです。

【例題】 12-9

‟位”を確認し分解しよう

9は一の位。12の一の位は2。
『2-9』は引けません。

そこで、「12」の一の位の2から引けるように
「9」を「2」と「7」に分けましょう。

分解した「2」から引こう

まずは、分解した「9」のうち「2」を
「12」から引く。
12-2=10
※10のまとまりを作ります。

次に、残っていた「7」を「10」から引く。
10-7=3

なので、12-9=12-2-7=3です。

【POINT】
引く数を分解する際、スムーズに数字が出てくるかを確認してあげてください。
「10のかたまり」を作ることを意識してもらましょう。

この例題の場合、このように声掛けしてみてください。

ママ
ママ

「まずは、12の一の位の2を引いていこう。9から2をとるよ。残りは何かな?」

「残りは7だね。9は2と7に分けられるんだね。」

「次は、12から2を引いてみよう。これなら引けるかな?」

「12-2は?10だね。このあとはどうすればいいか分かる?」

「そう、10-7で、答えは3だね。」

繰り下がりのある引き算を減減法で教える際のポイント

こちらもポイントは2つです。

①数値を量的に把握できているか
★9=2+7は理解できているか?
★「2」と「7」に分ける理由が理解できるか?

②位は正しく理解できているか
★大きい数が読めるか?
★一の位、十の位、百の位が正しくわかるか?

イラストのように、リンゴも食べるストーリーを用いて
説明することで、より頭に入ってくるかもしれません。

繰り下がりのある引き算の教え方まとめ

最後に問題と解を可視化することです。
この記事でもイラストや図を用いて説明したように、
お子さんの興味があるお菓子やおもちゃ・ブロックなどを
使って実際に数字を分解し足してみましょう。

量的な感覚を養うことができ、理解が深まるはずです。

タイトルとURLをコピーしました